「海釣り＆漁師料理」アクアパッツァを作るため鯛釣りにチャレンジ #男子ごはん

男子ごはん第209回。5月のマンスリーゲストは、これまでも何度かスペシャル放送回に出演し、準レギュラー的な存在であるナインティナインの岡村隆史さん。

太一くんと料理の出来ない2人であるが、「鯛を釣ってアクアパッツァを作りたい」という岡村さんのリクエストにより、初回は鯛を釣るため海釣りにチャレンジ（アクアパッツァのレシピのベースは、ケンタロウさんが第137回で紹介したもの）。

釣りを楽しむ一方で、船長さんから漁師料理を振る舞ってもらうという、いつもとは異なる趣の男子ごはんとなった。

喋る2人で実に賑やかだったのだが、しかし男子ごはんは作る人がいてこそだなと再確認。

船長直伝！漁師料理

アジのなめろう、アジのサンガ焼き

材料（2人分）

アジ …… 2尾（なめろうとサンガ焼きで各1尾）
青じそ（大葉） …… 6枚
みそ、生姜（みじん切り）、長ねぎ（みじん切り）、しょうゆ …… 各適宜

※サンガ焼きとは、簡単に言うと「なめろう焼き」のことである。漁師が山へ仕事にいくときに、アワビの殻に余ったなめろうを入れて持って行き、山小屋で蒸したり焼いたりして食べていたことから、山の家で食べる料理＝山家（さんが）焼きと呼ばれるようになったらしい。

ちなみに「なめろう」は、新鮮な魚（主に青魚）を捌いて、味噌や香味野菜とともに叩いて生で食べる郷土料理。あまりに美味しいことから皿まで舐めてしまうということから名がついたといわれている。まあ、実際めちゃくちゃ美味しい。ご飯にはもちろん、酒の肴にも最高である。

作りかた

1. 【アジの下ごしらえ】背びれの上に包丁で筋を入れ、それに対して頭の上に直角に筋を入れる。その筋から皮を剥いていく。
2. 頭の上に切り込みを深く入れ、頭を下に倒しながら頭と内臓を取り除く。
3. 水で洗い、キッチンペーパーで水気を切り、頭の方から3枚におろす。
4. 腹の骨を切り落とし、半身それぞれ縦に通っている中骨を切り落とす。

1. 【なめろうを作る】1尾分、中骨を切り落として4つになった身をさらに縦に2等分に切り、さらに横6等分に切る。
2. 1の上に長ねぎと生姜をのせて、和える。その後、味噌を加えて混ぜる。全体的に味噌がからんだら皿に盛り、生姜とネギを上にのせて、しょうゆを少したらして完成。

1. 【サンガ焼きを作る】アジ1尾を見から骨を切り落として、細かくたたく。長ねぎ、しょうが、みそを加えてさらにたたく。
   
2. 1を薄い楕円形にまとめ、青じそで挟む。焼き網にのせて焼き目が付くまで焼く。
   

アジのつみれ汁

材料（2人分）

アジ …… 1尾
だし汁、塩、小麦粉（みじん切り） 、長ねぎ（つみれ用：みじん切り） …… 各適宜
豆腐（さいの目切り）、長ねぎ（仕上げ用：小口切り） …… 各適宜

作りかた

1. アジのなめろうと同じ方法で下ごしらえをし、身をたたく。長ねぎ、しょうがを加えてさらにたたく。
2. 1につなぎとして小麦粉を加え、適当な大きさに丸める。
3. 鍋にだし汁を入れ、豆腐を入れて火にかける。
4. 3枚に下ろして出たアジの骨を火で炙る。香ばしく焼けたら鍋に加える。
5. 2のつみれ、長ネギを鍋に加え、塩で味を調える。