本場の味「フォー・ガー（鶏肉のフォー）＆海老の生春巻き」 #男子ごはん

男子ごはん第172回は、家庭で作れる本格ベトナム料理ということで「フォーガー＆エビの生春巻き」が紹介。

ベトナムを代表する平たい米粉麺「フォー」の中でも、今回は鶏肉を使った「フォー・ガー」を作った。ナンプラーや柑橘系の香りがエスニックな異国情緒を感じさせる。ちなみに、牛肉を使った「フォー・ボー」もある。

2品目は、こちらもベトナム料理の代表格である「生春巻き」。生野菜と魚介を食べやすいようライスペーパーに包んだ料理である。今回のメイン具材には料理名にもある海老を使った。

本格ベトナム料理「フォー・ガー＆海老の生春巻き」

フォー・ガー（鶏肉のフォー）

材料 …… 2人分

フォー …… 150g
鶏手羽元 …… 6本
水 …… 5カップ （1リットル）　
にんにく …… 1片

a {
レモングラス（乾燥） …… 6本
こぶみかんの葉（バイマックルー、ライムリーフ）（乾燥） …… 6枚
カー（乾燥） …… 1枚
塩 …… 小さじ1/2
}

魚のすり身団子 …… 60g（市販品でOK）
レタス …… 1枚
もやし …… 1/3袋
ライム …… 1/2個
香菜 …… 2枝
ナンプラー …… 大さじ2弱
砂糖 …… 小さじ1/2
塩 …… 適宜
フライドオニオン …… 適宜

「カー」とは

甘味と酸味を含む、独特の風味を持つスパイス。形状はしょうがに似ているらしい。

作りかた

1. 鍋に水を入れて火にかける。
2. 鶏手羽元、 a を入れる。にんにくはヘタを切り取って2等分し、鍋に加える。沸騰したら火を弱めてアクを取りながら30分煮る。
   （KP：レモングラス、ライムリーフ、カーを使うことで、本場ベトナムのエスニックな風味を味わえる）
3. レタスは太めの千切りにする。ライムは搾りやすく切る。香菜は根を落とし、2cmくらいに刻む。
4. 30分経ったらナンプラー大さじ2弱、砂糖、魚のすり身だんご、もやしを加えてひと煮し、味をみて足りなければナンプラー、塩でととのえる。
   （KP：砂糖はコク出し用）
5. フォーは表示どおりに茹で、流水で洗ってよく水気をきり、鍋に加える。
   
6. フォーが温まったら器に盛り、レタス、香菜をのせ、フライドオニオンをちらす。好みでライムを絞って食べる。

海老の生春巻き

材料……2人分

茹でエビ …… 小6尾
きゅうり …… 1/2本
にんじん …… 5cm
青ネギ …… 6本
大葉 …… 8枚
ライスペーパー …… 4枚
スイートチリソース …… 適宜

【ソース】

香菜 …… 2枝
ナンプラー …… 大さじ1
酢 …… 大さじ1/2
オイスターソース …… 小さじ1
砂糖 …… 小さじ1/2
赤唐辛子（輪切り） …… 適宜

作りかた

1. きゅうりは細切りにする。にんじんは皮をむいて縦細切りにする。青ねぎは根本を切り落として半分の長さに切る。大葉は茎の部分を切る。エビは殻をむき、背ワタがあれば取り除いて軽く洗い、水気を拭いてから縦半分に切る。
2. ソースを作る。香菜は根本を切り落としてみじん切りにし、ソースの全ての材料と混ぜ合わせる。
3. フライパン等に水を張り、ライスペーパーを1枚ずつサッとくぐらせ、キッチンペーパーの上にのせて水気を取る。
   （KP：ライスペーパーは長くつけると柔らかくなりすぎるので、サッとくぐらせる程度で）
4. ライスペーパーの手前を少し内側に折る。手前に大葉2枚を葉を裏にして並べる。その上に4分の1量のきゅうりとにんじんをのせる。皮の両端を少し内側に折り込んでから、固く一巻きする。スライスした海老は3枚並べ、4分の1量の青ネギを片側がはみ出すように挟んで、かたく巻き上げる。残り3本も同様に作る。
5. 4 を器に盛って、2、スイートチリソースを添える。